2018年2月20日火曜日

コスタリカ出張2018。後編

タラス2日目の朝。

清々しい朝である。
「気候がいい」って、気持ちよく暮らすうえでかなり大事な要素だと思う。

テラスで朝食をとるのも、大好きな時間。

ちなみに、コスタリカの朝食は「Gallo Pinto(ガジピント)」というのが一般的。
これに、こっちでよくとれるアボカドやパパイヤ、バナナなどの果物をよく食べる。

Kazuomiは通訳、ドライバーだけでなく、シェフでもある。最高です。

この日は周辺の農園の豆をサンプルローストし、カッピングをすることになっている。
ウェストバリーという地区のほうにも、サンプルがいくつかあるとの情報が入ったけれど、スケジュールのタイミングが合わず今回はタラス地区のみに絞ることにした。

ロブレスさんたちが共同出資して建てたラボで、サンプルを焼かせてもらう。

はじめ、僕たちだけではサンプルロースターの扱い方がわからず、1時間ほど手間取っていたが、“テクニシャン”と呼ばれる青年が突如現れ、一瞬で万事解決。

7サンプルほど焙煎しカップをとった。

初めて触るサンプルローストも難しくて、なかなかうまく焼けなかったなぁ。
日々勉強です。


カッピングをしているとNordic Approachのマリアネーラが登場。去年と同様、一緒にカッピングをすることに。相変わらずコスタリカ人だけあって、産地の情報量がすごい。

その後もう一度ロブレスさんのベネフィシオへ向かい、今年の買付けについて、話をした。

今回、僕が彼らにお願いしたのは、こんな感じ。

「今年は20袋買うので、6袋は去年と同じダブルウォッシュト、6袋はイエローハニー、6袋はナチュラル、残りの2袋は新しい試みのものをやりたい」と、かなり無理を言ってみた。

すると、「いいよ!」
と二つ返事でOKしてくれた。

ロブレスさんとしては、これだけ品質やプロセスにこだわってくれるバイヤーはあまりいない。それでこそ自分たちにとってもやりがいができるし、成長できる、と。

さらに、「今まで、バイヤーはよく俺たちのところに来ていたけど、一人で来るやつは初めてだ。ほとんどの場合、中間業者が一緒にいて、彼らは俺たちが提示した価格に相当にマージンを上乗せして、その金額をバイヤーには伝えない。
これは俺たちにとっても、バイヤー達にとっても、あまり嬉しいことではないよね。
君のようなバイヤーがこれからきっと増えてくるだろうと思うし、増えて来てほしいな」

と言っていた。

取引きをするときには、中間業者はいた方が良いことのほうが多い、と個人的には思う。

でも、これからの時代というのは、中間業者であれロースターであれ、顧客に対し、透明性をどこまでも高めていくところに「信用」が集まり、会社として成長していくのだと思う。
ロブレスさんたちと別れを告げて、マリアネーラのお父さんの農園を見せてもらったあと、Kazuomiと空港へ向かった。

今回も収穫があったなぁ(農園だけに)。

コスタリカに来るまでは、お金もかかるし、出張中は焙煎もできないし、移動も大変で、来るのは2年に一回にしようかな?なんていう考えがよぎったりもした。

だって、極論メールのやりとりだけでコーヒー豆の注文ってできちゃうんですよ。
それが一番コストがかからない方法。

それをやらないのは、ここに書いたように、実際に生産者に会いに行くことでしか見えてこと、わからないことがたくさんあるから、です。

とまぁ、こんなことができるのも、いつも全力でサポートしてくれるコスタリカの仲間や、支えてくれる日本にいる仲間のおかげですがねー。

今回もたくさんの方のおかげで、すべて上手くいきました。ありがとうございます。


倉庫では、BASKING COFFEEの麻袋を飾ってくれている。
コーヒーチェリーの収穫が終わり、計量しているところ。
商談成立!
1900m地点。手前にいるのがKazuomi。
自分の子どもを見つめるようにコーヒーの木を見つめるロブレスさん。

〜Epilogue〜

Kazuomiと空港で別れを告げ、またまた長い空路の旅へ。
サンホセからロサンゼルス、東京、そして福岡。
・・・のはずが、サンホセ―ロサンゼルスの飛行機が遅れて、なんと乗り継ぎができず!
ロサンゼルスの空港で夜中の12時に、立ちすくむ。
幸い、次の東京行きの便と東京―福岡の便はANAが発券してくれた。
ただし、次の便は翌朝の10時。
10時間の耐久読書が始まる。
東京に着くと、今度は雪のため福岡行きの飛行機が欠航。
成田空港で寝袋だけ渡され、空港内で一泊するはめに。するめを食べて過ごす。

翌朝の10時に発つはずの福岡行きの便が12時に変更され、それから12時になったと思ったら、また13時に変更され・・・。
このまま一生帰れないんじゃないかと思い始めたときにようやく飛行機の出航が決定。
長かった。

ただ、早朝に空港から外に出たときの、真っ白な雪景色と冷たい澄んだ空気が最高で、
“旅”が時にもたらせてくれるある種の陶酔感のようなものを噛み締めていた事を、今も思い出す。






空港で一夜明かした後、コンビニでお湯をもらってコーヒーバッグでコーヒーを飲むという・・・。
しかしこんな手軽に幸せになれるアイテムってなかなかない。

今回買い付けたコスタリカ「Los Robles2018」は6,7月頃にお店に届く予定です。
どうぞお楽しみに。

オンラインショップはこちら→http://baskingcoffee.shop-pro.jp





2018年2月19日月曜日

コスタリカ出張2018。中編?

3日目。

この日は(ついに)「Los Robles」のあるタラス地区へ向かう。

Kazukoさんの家があるコロナダから、車で3時間ほど。
そこまでの道程もずいぶん見慣れてきた。
タラス近くにあるガソリンスタンドで給油し、隣のサービスエリアで昼ご飯を食べる、というのも去年と同じだ。
ここでお土産を買った。

おもしろいのは、こういったサービスエリアのような所のコーヒーもなかなか美味しいことだ。

コスタリカの政府は、コーヒーのアラビカ種以外の栽培を禁止していて、低品質のコーヒーを作らないように国全体での取組みが行われている。

高品質なコーヒーが、それこそ「当たり前」にあるのだ。

立ち寄ったスーパーマーケットでも、【イエローハニープロセス、◯◯農園】と明記されたコーヒーが販売されていて、興味深かった。
日本で言う、「野菜の産地直送」みたいなものかな。

途中から未舗装の道路になり、がたがた車を走らせながらようやくロブレスさんの農園にたどり着く。

相変わらず、天候が素晴らしいところだ。
からっとした風が身体を通り抜けて行く。思い切り息を吸い込みたくなる。


ロブレスさんたちが出迎えてくれた。1年ぶりの再会。
仕事中のようだったが、みんな嬉しそうな顔をして集まって来てくれる。

“農家の顔つき”ってあるよなぁ、と思う。

まなざしが真っ直ぐで、よく笑う。



早速、今年のでき具合を聞いてみた。

今年は嵐が来て、国中大変だったらしい。
土砂崩れも各地で起こっていて、コーヒー農家のダメージも大きいようだ。
前回、僕が買い付けたエリアも嵐にやられていて、収穫量がほぼゼロに近いということだった。
やっぱり農業っていうのは厳しい。

ロブレスさん一家は、1エリアの農園の収穫量が落ちたり、売れ残ってしまった場合にも相互に協力して買い手を見つけたりしているので、リスクを最低限に抑えているのでまだいい方なのかも知れない。

まず、ベネフィシオ(生産処理所)を見学させてもらったあと、ロブレスさんたちの農園へ行く。

今回初めて会った、クリスティアーノさん。


ロブレスさん達の親戚で、共に働く仲間。農園内を案内してくれた。


たくさんのピッカー達も紹介してくれた。
ピッカー達の熟達したピッキング技術に驚く。

クリスティアーノさんは、コーヒー農園だけでなくニワトリを飼育していて、卵や鶏肉を売って儲けてやると意気込んでいた。ロブレスさんとは違うビジネスマンタイプのようだ。


クリスティアーノさんに小一時間ほど農園の中を案内してもらったあと、再びロブレスさんのベネフィシオへ。

ロブレスさん宅でお昼ご飯をごちそうになりながら、Kazuomiを介して色々な話ができた。
農園での新しい取り組み。
これからの日本のマーケットについて。

その中で、生産者の生豆の取引の難しさについてロブレスさんたちが語っていたのが印象に残った。

「去年は本当に大変だった。ずっと取引をしていた輸出業者が、何年間も全くお金を払ってくれず、銀行からの借入れもできなくなってきた。今年作る為に必要な肥料すらも買えないかもしれないところだった」

そして、

そんな時に君が突然現れて、俺たちのコーヒーを買ってくれた。そしてお金をきちんと払ってくれたから、今年も何とか乗り切ることができたよ。ありがとう。」

と。
顔をくしゃくしゃにして笑いながらそう言ってくれるので、僕は思わず泣きそうになってしまった。

いちバイヤーとしてまだまだ買付けの量も少ない僕たちだし、正直に言えば「生産者を救おう!」などと言った高尚な気持ちでこのビジネスをやっているわけじゃない。

でも少しでも彼らの役に立っていたのだなと思うと、これまで以上に気合いが入った。

夜、Kazuomiと僕は泊まっているタラスのキャビンへ戻った。


キャビンには冷蔵庫やキッチンが備え付けてあるので、Kazukoさんが仕込んでくれたご飯を温めるだけで良かった。
仕事を終えたあとの至福のビールを味わいながら、Kazuomiと夜中まで語った。

Kazuomiはコスタリカと日本のハーフで、日本に来たことはまだ一度もない。

でも、僕はいつも彼の中に、「日本的なもの」を感じずにいられない。

Kazukoさんの影響なのだろうけれど、美空ひばりや坂本九、小津安二郎などが大好きで、彼らがいかに素晴らしいかをいつも楽しそうに僕に教えてくれる。

「日本」という国が持つ魅力を、日本の裏側あたりで、英語とスペイン語と日本語を交えた言葉で聞かせてもらえるのも、なかなか味わえない贅沢だ。


続く


オンラインショップはこちら→http://baskingcoffee.shop-pro.jp











2018年2月17日土曜日

コスタリカ出張2018。前編?

15kgくらいのバックパックを背負って、その重みがぐっと僕の肩に乗っかると、ぼくのモードが“旅人モード”へと切り替わる。
「何処か遠くへ行く」という行為そのものが好きなのだろうなぁ。
いつものことながら、旅はわくわくする。

節約のため、安い航空券を買うのでどうしても乗り継ぎが増え、毎回のことながらコスタリカへ着くまでの過程は果てしない。

今回も福岡から大坂、ホノルル、サンフランシスコ、シャーロット、そしてやっとコスタリカの首都サンホセという、途中から自分の目的地がわからなくなるくらいの乗り継ぎをした。

ま、待ち時間や飛行機にいる時間は、ゆっくり本が読めたり映画が観れるからそれはそれで楽しいのだけれど。(今回の旅では5冊の本を読み5本の映画を鑑賞した)

サンフランシスコでは時間があったので街へ出かけた。

ダウンタウンに着き、駅の改札を出ると、早朝だったのもかかわらず街はとても騒がしい。
目をとろんとさせて罵り合っている黒人のおっちゃんたち。
自転車にラジカセを乗せて爆音で音楽を流しながら通りを行く人。

朝の空気を吸い込もうとすると、アメリカ特有の匂いがした。

この、野に放たれたような感じが好きだ。
一瞬で覚醒されたような気分になる。








サンフランシスコは、ロサンゼルスほど巨大都市でもなければ、ポートランドほどコンパクトでもない、くらいの街。
地図上で目的地から目的地へいこうとすると、徒歩なら思ったよりは時間がかかる。

午前中は、日本で知人に教えてもらったコーヒーショップでエスプレッソを飲んだり、サンドウィッチを食べたり、スーパーマーケットで変な物を探したりして過ごした。(ヤギミルクのいちご味のプロテインを発見する。これはたつやさんのお土産)



こっちのコーヒーショップを見ていて思うのは、どのバリスタたちも楽しそうに仕事をしている。雰囲気もアットホームで、お客さんとの距離も近い感じ。
あと、やっぱりこっちのコーヒーショップはお客さんが多い!
朝から行列ができていて、羨ましく思う。

日本でも、もっと美味しいコーヒーを当たり前に選ぶ人が増えるように、がんばろう。

午後からは路面電車に乗って港の方にある「フェリービルディング」へ行ってみた。


港の発着所であり、人気のお店も連なるショッピングモールみたいなところ。
ここにも、あの「Blue Bottle Coffee」がある。
まぁ行ってないけど・・・。
メキシコ料理のお店で軽くお昼ご飯を食べた。

サンフランシスコはアメリカの中でもメキシコ人を含め、移民も多いなと感じた。チャイナタウンへ行くと、ここは中国かと思うくらいの規模でコミュニティが出来上がっている。もちろん黒人もかなりの割合でいる。

ただ、ここでは白人は白人、中国人は中国人、黒人は黒人と一緒に行動していて、それぞれが混じり合わず生活を営んでいるように感じた。お互いを意識すらしていない感じ。

また、コーヒーショップではとても平和で陽気に感じたはずの空気感も、路地裏や地下鉄へと場所が移ると、どことなく退廃的で陰鬱な空気感に変わる。

アメリカには「文化がない」と言われるが、この絶妙な(危ういとも言える)バランスの上に作り上げられたぐちゃぐちゃの「街並み」や「食」「ライフスタイル」は、もはやアメリカ文化と呼んでいいと思う。。。

楽しく歩き回っているうちにいつの間にか日は沈みはじめていた。

電車に乗って、空港へと向かう。
寝不足だし、全部の荷物を背負っていて重かったはずなのだけれど、不思議とあまり疲労感はなかった。やっぱり覚醒されているんだろうなぁ。

夜中の便でノースカロライナ州で再度乗り継ぎ。
昼過ぎに到着、それからようやくコスタリカのサンホセへ向かう飛行機に乗る。



4時間後、ついにサンホセに着き入国審査も終わり(入国審査がこれまた長蛇の列で1時間ほど並ぶ)、空港の外で僕を待つコスタリカの母ことKazukoさんと再会。
いつも力一杯ハグしてくる。

空港の外は日本と違って少し暑い。サングラスとビーチサンダルが必要かな。

3度目のコスタリカ。
もう、だいぶホーム感が出てきた。

この日はKazukoさん宅にて、夕飯をたらふく食べ、久しぶりのシャワーを浴び、ぐっすりと眠った。

2日目は僕のコスタリカの相棒Kazuomi君が海のそばでオフィスワークがあるとのことで、ついて行って、みんなで彼の仕事が終わるまで海で遊ぼうか、ということになった。

なんだか、時差ぼけなのか、昨日ぐっすり寝たはずが、めちゃくちゃ眠たい。
ビーチで、Kazukoさんたちとヨガをしたり、Kazuomiの休憩中にピクニック気分でランチを食べた以外は、ほぼ一日中寝ていた。

最終的にビーチにいたホームレスのおっちゃんに「ここはホテルかいっ!」と突っ込まれ、ようやく目が覚める。


Kazuomiが仕事が終わったその足で友達の家で夕飯をごちそうになり、寝ぼけたまま帰路につく。

これぞコスタリカンライフ(笑)。


次回へ続く(笑)。


オンラインショップはこちら→http://baskingcoffee.shop-pro.jp









2018年2月5日月曜日

2月のセミナー!

今月は2つのコーヒーセミナーを行います。
たくさんの人にコーヒーのある生活の愉快さを知ってほしいです。

STEP1.

【コーヒー教室・基本編】



〜内容〜
スペシャルティコーヒーや産地についてのお話
コーヒーの品質や淹れ方による違いの飲み比べ
ご家庭でコーヒーを美味しく淹れるこつ(フレンチプレス)


日時
2月24日(土) 11:00〜12:30(くらい)
 
定員
 8名

講師 エノハラ


受講料  1500円

コーヒー豆100gのお土産つき



STEP2.


Aeropress SeminarWorkshop
For Beginners】

定員3

日時
2月21日(水) 11:0012:30:0012:30

参加費 1500
コーヒー豆50gのお土産つきのお土産つき
★参加された方は器具類すべて10%OFF

講師 Tatsuya


ドリップやフレンチプレスとも違うエアロプレス。
3通りのレシピで皆様に実際に淹れて頂きながら、
当店のオリジナルレシピをマスターすることを目標にします。

ご予約は店頭、Facebookのメッセージ、お電話にて承ります。


オンラインショップ→http://baskingcoffee.shop-pro.jp


       092-682-5515 担当 エノハラ









2018年1月31日水曜日

先日、「COFFEE&People」というイベントを開催しました。




お集り頂いたロースターさんは

COFFEE COUNTY(久留米)の森さん、
COFFEE UNIDOS(糸島)の田中さん、
3 CEDARS COFFEE(大分)の三杉さん、
KARIOMONS COFFEE ROASTERS(長崎)の伊藤さんの方々。


オーナーさんたちはそれぞれ産地まで赴き、農家さんから直接コーヒー豆を買付けされています。

「COFFEE&People」は、「人」にフォーカスしたイベント。
BASKINGを含めたロースター5店舗のコーヒーを飲めるだけでなく、「STANDART」ディレクターのToshiナビゲーターによるトークセッションも行われました。

どうしてこういったスタイルのイベントをしたのか?

コーヒーって、極論を言ってしまうとオートメーション化させるほうが効率がいいんです。
焙煎にしろ抽出にしろ、データを集積してベストな味をAIに導き出してもらった方が、安定して美味しいものができやすい。

でも、一方でコーヒーって「人」が紡いでいくものだと思います。
まず「農業」であるし、お店に来るお客さんも「完璧に美味しいコーヒー」を飲みに来ているというよりは、コーヒー屋さんの人柄だったり、哲学などに惹かれてお店に来ていることが多いような気がしていて、これは普遍的でこの先も変わらないことじゃないでしょうか。

そしてコーヒー屋である僕らも産地に行く理由としての最初のきっかけは、

「自分たちの焙煎するコーヒーは、どんな人によってつくられているのか、どういった背景があるのかを知りたいから。」

買付けを始めた今だと、

「生産者との関係性が品質にも大きく関わってくるから。」

やはり「人」の存在を強く意識しています。

今回の「COFFEE&People」はそういった部分をお客さんと共有できたらいいな、というところからスタートしました。

「ロースターたちによるトークセッション」という時間を設けたのもそのためです。

企画の準備はほぼスタッフのToshiに任せました。
「Standart」の仕事で忙しい中、スケジュール、冊子作成、会場設営、参加ロースターさんたちへの連絡など駆け回ってやってくれました。

当日は、一日を通して100人くらいの方が来てくださいました。

「5人が「渾身の1杯」を同時に淹れた後、Toshi司会による5人のトークセッションをする」 というのを1セッションとし、それを3セッション行いました。

事前にある程度、どんな質問をするかはToshiから聞かされていましたが、正直自分たちの想いを伝えることができるか不安もありました。

でも、始めのうちは少し緊張した空気感があったものの、Toshiの司会が良かったのか、徐々にロースターの皆さんの肩もほぐれてきて、それぞれの想いを語ってくれるようになり、とてもいい雰囲気になっていきます。

トークセッションって、すごく面白いな、と思いました。

音楽の「ジャムセッション」のようで、それぞれがアドリブで話すからこそ生まれるリズム感があったり、思ってもいない話題が出てきたり、みんなが共鳴し合っている瞬間を感じたり・・・。

僕自身も、他の人の話を聞いてすごく共感していたり、心のどこかで感じてはいたけれどまだ「言葉」にはなっていなかったようなことを話し始めたり。

不思議に楽しい時間でした。

実を言うとトークセッション終了後お客さんから「とても面白かった!」と聞くまでは、自分たちの話を楽しんでもらえているか、どうも自信がありませんでした。

というのは、「コーヒーの産地での話」って、かなり玄人向けのトピックだと思うんですよね。
決して一般的ではない。
なのにこんなにたくさんの人が集まったってこと自体が、ぼくはすごいなぁと思うわけです。
福岡という街の特性でしょうか?
そして、このレベルの話に興味を持ってくれる人がこれだけ多いというのは、大きな希望だと思うのです。

僕たちコーヒー屋にとっても、コーヒーの生産者にとっても。
「消費者」と「生産者」の距離が縮まって行く。
美味しいコーヒーが当たり前になっていく。
いい循環が始まる。

もちろん、このような状況になっているのは、先人たちのお陰です。
「スペシャルティコーヒー」を誰も知らないところから始めたたくさんの先駆者たちがいてこそです。
その地盤があって今、また面白い時代になってきている。
そんな予感を感じずにいられない一日でした。












うちのスタッフも全力でサポートしてくれました。ありがとう。





〜協賛やお手伝いの御礼〜


コーヒーだけでなく、「Kalita」さんが協賛してくださったのでKalita Tsubameシリーズの販売、Bean to barの「Minimal」さん協賛のカカオチョコレート、「紺青」さんのサンドイッチなども販売し、どれも本当に好評でした。



また、冊子のイラストを書いてくれた井上さん。結局ボランティアで一日受付をお願いしてしまいました。


素敵な写真を撮ってくださったのはBASKINGのお客さんの大久保さん。
いつも本当にお世話になりっぱなしです。

皆様、本当にありがとうございました。

さて、今はイベントの余韻を感じながらも、次の「COFFEE&People」について作戦を練っているところ。

楽しみにしていてくださいね!!























2018年1月8日月曜日

Sabadiのチョコレート


お店で、新しいカカオチョコレートの販売を始めました。

以前のブログでも書きましたが、僕はカカオチョコレートが大好きなので、見たことのないものがあればとりあえず買って食べてみます。

その中でもやっぱり「DOMORI」が最高でしたが、最近、面白いカカオチョコレートに出合えました。

イタリア・シチリア島で作られている「Sabadi」

僕がこのチョコレートにはじめて出合ったのは、北海道を旅行していた時でした。
立ち寄ったワインショップで、たまたまついで買いしたのがこの「Sabadi」の【The Quality Of Life】シリーズ。

「生きていくうえでたいせつなもの」というコンセプトで作られるこのチョコレートは、洗練された味わいのDOMORIとはまた違った、素朴さの中に複雑な果実味を感じられるものでした。

まず、特徴的なのが食感。ざくざくとした、カカオを歯ですり潰しているような感覚がたまりません。
砂糖も大粒で、しゃりしゃりとした食感があります。

風味、香りも素晴らしく、ハーブ・スパイス・果実エキスなど珍しい素材のものが使われている割に、クセがなく食べやすい。


Qualita della Vita [The Quality Of Life] 

左から、
【Youth】(カカオ62%、アサイー、ブラッドオレンジ、ぶどうエキス、緑茶エキス)【Leisure】カカオ68%、天草、インド人参、チョウセンゴミン)
【Optimism】(カカオ66%、かぼちゃの種、朝鮮人参)
【Sex】カカオ65%、マカダミアナエキス、コーラナッツ)

あと、パッケージのデザインセンスがやばい。ギフトにもおすすめです。


こちらはまた別のシリーズ「SICULA TERRA」。シチリアの大地を意味し、シチリアの柑橘(ピール)と野生のハーブを組み合わせたもの。

カカオ豆はエクアドルで無農薬・有機栽培で収穫されたもの。
砂糖はフィリピンまたはパラグアイで無農薬・有機栽培されたサトウキビで作られたきび砂糖を使用。
スパイス、フルーツなどの風味漬づけに使われる素材も、無農薬・有機栽培。


素材良し、技術良し、風味良しの素晴らしいカカオチョコレートです。

是非、コーヒーとのペアリングで味わって頂きたいと思います。

BASKING COFFEEのオンラインショップ
(こちらのチョコレートは店頭販売のみです。ごめんなさい)









2017年12月31日日曜日

大晦日です。

2017年ももうすぐ終わり。

毎年思うことなのだろうけれど、今年も激動の一年でした。

まず、初めてコスタリカへ生豆の買い付けに行くことができました。

この出来事は、「自分たちのコーヒーのクオリティを産地レベルで向上させる」という、BASKING COFFEEの根幹となるフィロソフィーに繋がっています。

これからも毎年生産者と会って、農園の施設やコーヒーの木や土や肥料などについて話し合いながら、もっともっと美味しいコーヒーを皆さんに届けていきたい。


次に、頼もしい仲間が増えたこと。

tatsuyaさんはもうBASKINGで働き始めて一年経ち、ほとんどお店を任せられるくらいになったし、それに最近加わったtoshiとayanoにしても、すでに相当頼りにしています(笑)。

本当、皆それぞれ僕が持っていないものを持ってるんですよ。
1人からスタートさせたお店だけに、このチーム力というのか、“人の掛け合わされた力の大きさ”というものに驚いています。

なので、僕もまたたくさんやりたいことが増えてきて(笑)、来年のことがますます楽しみになってきました。

いいですね、この仕事。本当にお店を開いた3年半前から常々感じています。

まぁ、そう感じることができるのも、暖かいお客さんたちにいつも支えてもらってるのが大きいので
しょうけどね!

ということで、今年も一年本当にありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いします。

皆様にとって、良い一年となりますように。


All we need is love,humor,and coffee.



BASKING COFFEEのオンラインショップ
(12月31日から1月4日までお休み。5日より再開です)