2017年9月3日日曜日

「Los Robles」の生産処理“ダブルウォッシュト”

今回買い付けたコスタリカ「Los Robles」は、ダブルウォッシュトという生産処理を施しています。

ダブルウォッシュトというのは、ウォッシュトの行程を終えたあとのパーチメントコーヒーを、一定時間「きれいな水」に浸けた後に乾燥させるプロセスです。

「きれいな水」というのがポイント。

グァテマラにエルインヘルトというPL学園みたいな超優良農園があるのですが、ここもダブルウォッシュトを取り入れています。
この農園にはソーキング用の水に農園の地下水を使っており、その水に浸すことでよりクリーンなコーヒーを作っています。

「Los Robles」をお飲みになった方は感じられたかも知れませんが、このコーヒーの持つ、「淡さ」や「透明感」は、おそらくこのダブルウォッシュトという生産処理によるところもあるかと思います

グァテマラ・エルインヘルト農園。楽園のような場所だった。
エルインヘルト農園。ソーキングしているところ。

水がいいと、いいコーヒーが生まれるというのは、日本酒やウィスキーなどと共通するところがありますね。


この2段階のウォッシングにより、クリーンなコーヒーが期待でき、酸や甘さが明確になるとも言われています。

コスタリカなどの他のファームでは、スウィートネスを強調させる目的でソーキングを2回繰り返すトリプルウォッシュドを行っているところもあるそうです。(なんかカタカナばっかりになってきた・・・)

また、コスタリカではウォッシュトとはまた違った、「ハニープロセス」というのもあって、それもまた、コスタリカならではの味わいを生み出しています。

とにかく、コスタリカの生産者の品質向上にかける惜しみない努力には脱帽します。


「Los Robles」の農園主であるレオさんが、「生産処理はどうしたい?」と聞いてくれた時、それまで僕が生産処理を決めることができるなんて思いもしてなかったので、ちょっと考えあぐねました。

ナチュラルか、ハニープロセスか、ウォッシュトか、ダブルウォッシュトか。。。

なんて贅沢な、エキサイティングな決断を僕は今、迫られるていることか!

・・・で、5秒で決めました。

「ダブルウォッシュトで!」

せっかく標高の高い所でとれたポテンシャルの高い豆なのだから、それを一番活かせるやり方がいい。

ハニープロセスのような味に特徴づけるようなやり方もいいけれど、クリーンで、透き通るような味わいのものが、BASKING COFFEEの主力選手であってほしい。

というようなことで、今年の「Los Robles」はダブルウォッシュトになりました。




(・・・でもこの豆のハニープロセスも面白そうだから来年は試してみたい!)

ハニープロセスについてはまたいずれ・・・。



オンラインショップ→http://baskingcoffee.shop-pro.jp




2017年8月19日土曜日

今年の2月にコスタリカで買い付けた豆が、ついにお店に届いた。
あんな遠い地から、太平洋を渡ってここまでよくたどり着いてくれたものだ。
なんだかとても愛おしく思う。




BASKING COFFEEのロゴが!
                               


今回買い付けた量は麻袋10本。
バイヤーとしては少ない量だけれど、ぼくにとっては大きな第一歩である。


こちらコスタリカへ行ったときのブログです。
コスタリカ・買付け出張(前編)
コスタリカ買付け出張・後編
コスタリカ買付け出張・番外編


生豆の見た目では、品質がいいかどうかの判断は(よほど欠点豆が混じっていない限り)できないので、新しい豆が届くとまずテスト焙煎をする。
新しい豆の焙煎一発目は、いつでも気が引き締まる瞬間だ。
特に、今回は初めて「自分で最初から最後まで決めて」選んだ豆だから、なおさら。
緊張と期待を背中で感じながら、五感をフルに集中させて焼き上げていく。











あっという間に焙煎が終わり、カッピング。



正直に言うと、不安がなかったわけではない。

良く聞く話で、産地でカッピングした時点では良くても、そのあとの産地での保管状態やコンテナの中の環境が悪いと生豆は簡単に品質が落ちてしまうことがある。
(だからこそ生産者との信頼関係が大事なのだ)


カッピングスプーンで一口吸い込んだ瞬間、思わず顔がにやけてしまった。

美味しい。

焙煎がまだ完全ではないけれど、十分に豆のポテンシャルは感じた。

僕の好きな、コスタリカらしい、みずみずしい果実感のあるコーヒーだ。

ここまで、長かったなぁ。
初めてのことで、分からないことばかりで、たくさんの人に力を貸してもらってようやく今、あの時農園で見た果実たちが「コーヒー」という飲みものになった。

産地で摘み取ったばかりのコーヒーの実



「より美味しいコーヒーをお客様に届けるため」とか、「農園主との親密な関係を築いてトレサビリティを明確に」とか、、、。
直接買い付けをする意味みたいなものはいくらでも挙げれるのだろうけど。

今回に関して言えば、「From seed to cup」という、スペシャルティコーヒーのコンセプトを頭ではなく、体で経験できたことが、何より意味深いことだったように思う。僕にとっては。

そして一度経験したことで、「あれもできる」「こんなこともしてみたい」と、たくさんの可能性がより明確に見えてきた。

そういうものだよなぁ、と思う。動くことで、次の景色が見えてくる。

よし、次回からはもう一段階、視点を高くして買付けに行こうっと。

一通りカッピングを終えると、もうそんな先のことなど考え始めてしまっていた・・・。


***


農園主のレオさんとどや顔の僕
                                                       


Costa Rica /Los Robles[ Direct trade]

*8月26日(土)店頭、オンラインにて販売開始*

地域:Tarrazu
品種: Red Catuai
プロセス: Double washed*
収穫年: 2017
標高: 1800m~
Flavor note: 

Hibiscus,grape,muscat,pear,sugarcane

         

Double washedという製法についてはまだいずれ・・・




オンラインショップ→http://baskingcoffee.shop-pro.jp





2017年8月8日火曜日

焙煎日のこと


よく、「コーヒー豆に賞味期限はありますか?」
と聞かれることがあります。

人によって感じ方もそれぞれなので、はっきりとした賞味期限というのはないのですが、ひとつの目安として、豆の状態で焙煎日から3週間くらいで飲みきるのがいいかなあと思っています。

当店でも、焙煎日から10日過ぎた豆は店頭に並べないというルールを徹底し、お客さまに新鮮な状態でお渡しできるようにしています。


かといって、焙煎直後が一番美味しいかというと、実は必ずしもそうで
もなく、焙煎してから2、3日後からが飲み頃だとお伝えしています。

毎日同じ豆を飲んでいると、味が日々変化していくのを感じるようになります。
フレッシュなときはよりフレーバーを感じますが、4、5日経って行くと今度は複雑な甘さや柔らかい質感などがより出てくるようになります。

ワインと似ていて、刻一刻と変わっていく生き物のようなところがまた、コーヒーの魅力ですよね。

いやぁ本当コーヒーっておもしろい。





【焙煎日を知る】

ーヒー豆を購入する際、お店の人に聞いてみてください。
BASKING COFFEEでは、コーヒー豆の袋に焙煎日を記入しています。

ちなみに焙煎日から何日目に風味のピークが来るか、というのも、豆によって違います。(焙煎度合いによっても。)

いやぁ本当コーヒーっておもしろい。







【保存方法】


理想は3週間で飲みきる分をこまめに買って、豆の状態で冷暗所で保管。(冷蔵庫でも冷凍庫でもなく)

ただし、図らずもそれ以上豆がある場合は小分けして3週間で飲みきる分以外は冷凍保存。冷凍庫から一つずつ出し、飲みきるまで冷暗所。(一度冷凍庫から出したら戻さない)って感じです。

コーヒー豆保管3か条


1.    冷凍庫からの出し入れを頻繁にしない
2.    空気になるべく触れさせない
3.    日光や湿気、熱を避けること




コーヒー豆を挽いてしまうと、表面積が増し、空気(酸素)と触れ合う部分が増すことで風味が失われる速度が速くなってしまうので、できれば豆の状態で購入し、グラインダーやミルで飲む直前に挽くのがいいですね。

***

保存方法や焙煎日を知って、よりご家庭でのコーヒー生活がより充実したものになったらコーヒー屋として嬉しく思います。

もし何か分からないことなどありましたら、店頭でお気軽にお声掛けくださいね。

また、BASKING COFFEEでは、コーヒーの淹れ方のセミナーなども定期的に行っております。ご興味ある方はお尋ねください、開催日などをお伝えします。


オンラインショップ→http://baskingcoffee.shop-pro.jp






  






   









2017年8月2日水曜日

あと一回、「アイスコーヒーセミナー」やります!

8月になりました。
暑い日が続きますね。
先週は二丈岳を登山してきましたが、蒸し暑いわ虫も多いわで、東南アジアのジャングルかと思うくらいでした。

まめに水分補給して、夏を乗り切っていきましょう。

さて、先月まで「アイスコーヒーセミナー」をさせて頂きましたが、大変好評でしたので、夏が終わる前にあと1日、午前と午後に1回ずつ開催したいと思います。



以下詳細です。




具体的な内容

フレンチプレスとペーパードリップでのアイスコーヒーの作り方。
上記2つのアイスコーヒーと水出し珈琲の飲み比べ。


同じ豆を使って違う抽出での飲み比べなので、どういった淹れ方がご自分の好みなのか分かると思います。



日時     午前の部      午後の部
8月13()  11:0012:00   18:0019:00 

定員 それぞれ3名づつくらい
参加費 1000

★参加された方は器具類すべて10%OFF


ご予約は店頭、Facebookのメッセージ、お電話にて承ります。

オンラインショップ→http://baskingcoffee.shop-pro.jp

       092-682-5515 担当 エノハラ




2017年7月25日火曜日

BASKING COFFEE専用駐車スペースについて

SNSでもお知らせしておりますが、
BASKING COFFEEの専用駐車場を契約しました。
近くのコインパーキングが時々満車で、お客さんに面倒をかけてしまっていましたから、「1台でもないよりはいいだろう」と思い、3年目にしてやっと。

駐車場の左手がコインパーキングですが、右手の手前から7番目、「23番」です。
看板を置いていますので、お間違いないよう、お願いいたします。




2017年7月18日火曜日

3周年記念コーヒーは・・・

7月21日の周年のイベントでは、ちょいと特別なコーヒーをご提供したいと思います。

ナインティプラス社「ネキセ」というコーヒーです。


ナインティ・プラス社とは、2006年に創業した、独自のコーヒーを作っている会社です。

1000を越えるマイクロクライメイトに、多数の品種を調査・研究し、5種類の独自の生産処理の組み合わせによって、彼らの素晴らしいコーヒーは作られています。

「ネキセ」という名前は農園や地域の名前ではなく、コーヒーが持つ風味のコンセプトによってつけられたナインティプラス社の造語です。

ネキセが作られた地域「シャキソ」という名前と、濃厚なマウスフィールやジャム、イチゴ、トロピカルフルーツの味わいのプロファイルから、
「Nectar」と「Shakisso」を組み合わせて、名付けられたそうです。

僕が初めてナインティプラスのコーヒーを飲んだとき、すごい衝撃を受けたのを覚えています。

フレーバーが爆発。まさに「なんだ、これは!?」と言わずにいられない美味しさを感じました。

カッピングノート:
熟したフルーツを思わせる香り。厚みのある甘さ。スムースマウスフィール。
フレッシュな苺、メロン、ミルクチョコ。

21日は終日、「ネキセ」80gでの豆販売と、400円(サービス価格ですよ◎)で店内でもお飲み頂けるようにします。
また、18時からはエスプレッソ系ドリンクも全て「ネキセ」を使用します。






 真空パックで生豆が保存されています。


コーヒーの持つ限りない可能性を感じさせてくれる、そんなコーヒーです。
この機会にぜひ、皆さんにも飲んで頂きたいですね。


7月21日
通常営業 10:00~17:00
「コーヒーとワインのゆうべ×Night Basking」18:00~22:00

BASKING COFFEEオンラインショップ☞http://baskingcoffee.shop-pro.jp
    

2017年7月10日月曜日


7月20日を持ちまして、BASKING COFFEEは皆様のお陰で、3周年を迎えます。
周年を迎えるたびに思うのは、ここでお店を始めていなかったら今のお客さんとは知り合ってなかったんだなぁと。始めて良かったと心から思います。周りの人すべてに感謝。いつも本当にありがとうございます。
初心を忘れず、これからも、さらに美味しいコーヒーを提供していきたいと思います。3周年イベントをやろうと思いますが、20日は木曜で定休日ですので、21日の金曜日に「コーヒーとワインのゆうべ×Night Basking」をやります。
7月21日

通常営業 10:00~17:00

「コーヒーとワインのゆうべ×Night Basking」18:00~22:00
めちゃ美味しいクラフトビールや、黄昏さんの飲みやすいバンナチュール、たそカレーもご用意する予定。3rd anniversaryブレンドも作ります。(なんか、ちょっと特別な豆を考えています。まだ決まってません。。。)
さらにはこの日豆を買われた方にはオリジナルバッジプレゼント。どうぞお立ち寄りくださいませ。
初めて今のお店の物件を見に来たときの写真。物置きになっていたようです・・・。
BASKING COFFEEオンラインショップ☞http://baskingcoffee.shop-pro.jp